1/23-1/30 スペイン
早めのフライトでバルセロナへ。欧州域内での飛行機は初であり、唯一入出国審査がある経路であったが、特に問題なし。バルセロナの入国審査官がマドリード出身だった。
この日はモンジュイック城(要塞)とミロ美術館へ。モンジュイック城へはロープウェイで向かったが、ロープウェイに一人で乗って楽しいのか疑問に思った。モンジュイック城から、コンテナターミナルが見えたので、前職を思い出した。
抽象的な作品ばかり。ミロはよう分からん。
大聖堂を見た。
大聖堂の天井にも登った。
あと、ピカソの看板やカタルーニャ音楽堂を外からだけ見た。
夕飯は、百貨店の上で、サングリアとパエリアを食べた。中々おいしいが、やはりコメの食感には慣れない。
「王の広場」を示す場所が、地球の歩き方のガイドブックとグーグルマップで異なることが発覚。グーグルマップを信じると、レイアール広場へと行くことになる。どちらにもさほど興味はない。
スーパーガウディデイ。
グエル公園→サン・パウ病院→昼食→サグラダファミリア→グエル邸→カサ・バトリョ→カサ・ミラと、駆け足でめぐった。すべて世界遺産なので、おそらく今回の旅行で最も世界遺産効率の高い一日であった。旅は効率。
グエル公園は工事中の箇所が結構あったが、それを差し引いても愉快な場所であった。公共空間としての公園として設計されたわけではなく、高級住宅街の一部になる予定だったらしい(うろ覚え)。
公園のシンボルであるトカゲ君と記念撮影すべく多くの人が並んでいたが、待つのが嫌だったので、記念撮影せず。
トカゲ君。並んで、記念撮影している人が多かった。
入り口付近にある建物を裏側から。表からだと、2つ同時に撮れる箇所がなかった。
また、有料エリアだけでなく、無料エリアも歩いたが、少し後悔。無料エリアは大したものがないうえに、散らばっている。
入り口部分の華やかさには勝てない。
サン・パウ病院はガウディ設計ではなく、モンタネール設計。2009年まで病院として使われていたのが信じられないほど、病院にしては芸術的すぎる。病は気から的な発想らしい。確かに、死にそうでも生きる気力が湧いてきそう。
あと結構広い。ガウディ建築巡りのついでによる程度の考えだったので、いい意味で期待を裏切られた。
入り口の建物。豪華。これで終わりかと思ってたら、奥にたくさんの建物がある。
他にもたくさんあった。
病室も綺麗。
サグラダファミリアは、圧倒的にすごい。キリスト教に屈服しそうになる。生きているうちに来られて本当に良かった。
幼き日に見た図鑑とかだと左の部分しかなかったはず。
登れる塔が2つあり、片方登れる。たしかエレベーターで。
絶賛建設中。
内部。光がきれいで、柱の形も面白い。
昼食に海鮮食堂へ寄る。調理前の食材が並んでいて、食材と調理方式を依頼するスタイル。よく分からずに頼んだからカキは、生ガキだった。
異国の地で食べる生ガキはやや不安であったが、おいしかった。
グエル邸。確か、ガウディのパトロンの家。比較的理解できそうな設計。
カサ・ミラ。屋上がぐにゃんぐにゃん。
外観。
屋上。
カサ・バトリョ。自然を模倣した曲線が多用されている。
何か赤い。
手すりのデザインとか。
また、サグラダファミリア、グエル邸、カサ・バトリョ、カサ・ミラは入場料が高いが、音声ガイドが強いので満足度も非常に高い。あと、設計方法とか着想を得たオウムガイの殻とかが展示してあって面白い。
冬期はどこも閉まるのが早いので、やや駆け足になったのが少し残念だが、まあ仕方がないと思い込む。
王の広場もいったが、階段があるだけである。
ピカソ美術館へ。(絵がちゃんと上手いころの)早期ピカソの絵画を中心に展示してある。また、特別展でキュビズム手法の絵もあった。ラッキー。同じテーマの絵が何枚もあり、ピカソが研究を重ねるタイプの画家であることが、素人目にも理解できる。特に「ラス・メニーナス」は圧巻である。のちに、マドリードでベラスケスの「ラス・メニーナス」を見ることになる。絵の構成要素をどう捉えるかって難しいね。
絵の写真は載せても面白みがない。
RCDスタジアムでRCDエスパニョールの試合観戦、いわゆるバルセロナでないほうのバルセロナのサッカーチームである。負けている場面から、同点の得点が入った際の盛り上がりは愉快であった。なお、観戦当時FCバルセロナがリーグ一位、RCDエスパニョールがリーグ最下位である。
バレンシアへ着いたが、体調がすぐれず、早めに寝た。
体調がいまひとつ。15世紀末、スペイン最盛期に建てられた商品取引所「ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ」へ。大聖堂も見たかったが、中には入れず。街中にオレンジの木がたくさんあった。しかし、寡婦は見かけず。観光名所に満ちあふれた場所ではないので、体調を崩したのがここでよかった。ホテルは良いわりに安かった。
右が闘牛場。左はなんだろう。
商品取引所内部。広い。天井高い。
商品取引所の中庭。オレンジ。
奥に見えるのはバレンシア大聖堂、開場日でなかったので中には入れず。旅行する際は下調べをキチンとしましょう。
アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の舞台モデルである。あいにくの天気であったが、昨日より調子が良かったので、クエンカの旧市街を歩き回る。坂や段差が多いので非常に多く疲れたため、昼過ぎからホテルで休息をとることとなる。良い町並みであった。奮発して、修道院を改修したホテルに泊まった。非常に快適。
崖から飛び出ている家。工事中であった。
山に建てられた城塞都市である。
ホテルに行くのに真ん中の橋を渡らなければならない。怖かった。
なんか教会。
街全体が歴史ある。
夜。
朝からマドリードへ向かおうとするも、なんかバスが来なかったので、タイムロス。また、スペイン鉄道「Renfe」のウェブサイトで、チケットを取り直そうとするも、エラーで取り直せず、無駄金を支払うことになる。
スペインの交通システムを憎んだ。
マヨール広場、プエルタ・デル・ソル、王宮などを観光。西洋史に詳しければ、他の宮殿などとの建築様式などの比較を楽しめるのだろうが、よう知らんので、スペイン王宮はヴェルサイユ宮殿に比べるとインパクトに欠けるなあって思いました。
地球の歩き方ガイドブックには王宮とのみ載っていた。いつの時代か分からない。
外部。
内部。かっこいい。
エンカルナシオン修道院は外観だけみた。
プラド美術館に行ったが、無料開館日だったので大勢の人がいて疲れた。駆け足で有名どころだけ見た。限られた時間での旅行において、無料開館日は有難迷惑でしかない。
ラス・メニーナスすごい。
1日しかスペインにいられないのなら、トレドに行かなければいけないらしい。
と、いうわけで午前中はトレドへ。時間がなかったので、敗者の象徴である赤色の観光バスを利用する。非常に便利であった。大聖堂とサント・トメ教会だけをみて、マドリードへリターン。長くいても歩き疲れるので、これはこれでよかったのだろうと思い込む。
サント・トメ教会には、有名な絵が飾ってあったが、撮影禁止だったのだろう。写真がない。
赤色の観光バスが、いい感じの写真スポットに寄って、いい感じの時間だけ停車してくれる。
大聖堂前の広場。
大聖堂。工事中。中にも入れた。
帰りがけに撮った。城塞かっこいい。
マドリードでは、ティッセン・ボルネミッサ美術館とソフィア王妃芸術センターへ。ゲルニカすげー。なぜかバルセロナへ戻る。
早起きしてギリシャへ。先に飛行機を予約して、あとからスペイン国内の観光場所を決めたのが良くなかった。マドリードからアテネでよかったのに。無計画の弊害。